30秒でわかる概要
単勝・複勝で回収率100%に届かなかったあと、買い方だけをワイド・馬連・3連複へ変えれば改善するのかを検証しました。
凍結済みCatBoostの予測を変えず、Top2ワイド、Top2馬連、Top3三連複を事前固定。2021〜2024年の共通13,782レースを各レース1点100円で評価しました。
結果は、ワイドROI72.6%、馬連69.8%、3連複69.5%。3ルールともプラス年は0で、昇格条件を満たしませんでした。
なぜこの検証が必要だったか
前段では、予測Top1馬を単勝・複勝で買う方法を信頼度で絞っても昇格しませんでした。
そこで今回は、モデルを作り直すのではなく、**Bet Construction(予測を実際の買い目へ変換する方法)だけを組み合わせ券種へ変更**し、経済性能が改善するかを切り分けました。
事前固定した3ルール
結果を見る前に固定したのは次の3つです。
- ワイド Top2:予測勝率Top2を1点
- 馬連 Top2:予測勝率Top2を1点
- 3連複 Top3:予測勝率Top3を1点
各レース1点100円です。
Top-Kの変更探索、複数点化、結果を見てからの条件追加は行っていません。
評価母集団
評価前に払戻データのCoverageを確認しました。
ワイド・馬連・3連複のすべてで13,782/13,782レース、Coverage 100%でした。
そのため、券種ごとに母集団を変えず、3ルールとも同じ13,782レースで比較しています。
結果
- ワイド Top2:的中率24.6%、4年合算ROI72.6%、プラス年0
- 馬連 Top2:的中率11.4%、4年合算ROI69.8%、プラス年0
- 3連複 Top3:的中率6.4%、4年合算ROI69.5%、プラス年0
3候補すべて事前固定した昇格条件を満たしませんでした。
ここから言えること
今回の範囲では、Top1単勝・複勝が弱かったからといって、凍結済み予測の上位馬をそのままワイド・馬連・3連複に組み合わせるだけでは経済的優位性は確認できませんでした。
一方、この結果だけでCatBoost自体に予測価値がないとは判断できません。また、すべての組み合わせ型戦略が無効だとも言えません。
今回否定されたのは、事前固定したこの3つの単純な1点買いルールです。
後付け最適化をしない
今回の結果を見たあとに、
- Top2をTop3へ変える
- 1点を複数点へ増やす
- 良かったレース条件だけを抽出する
- 的中パターンから新しい条件を作る
といった救済は行いません。
同じ仮説を結果に合わせて微調整するのではなく、今回の3ルールはNO_PROMOTIONとして閉じます。
前日情報だけという境界
BET判断にはPRE15オッズ、当日オッズ、最終オッズ、人気を使っていません。
2025年・2026年の結果も選定に使っていません。結果と払戻は、レース後の経済評価にのみ使用しています。
現在地と次工程
今回の3ルールから昇格候補は出ませんでした。
次はTop-Kの小変更で救済せず、別の仮説を事前宣言した新しい研究サイクルへ進みます。
Evidence Stage
EXP14 Previous-Day Bet Type and Combination Structure Research:PASS / NO COMBINATION POLICY PROMOTED