開発ログ

競馬AIの「買う価値」を4ルートに分けたら、なぜ1つだけ止まった? 3つは次の比較へ

競馬AIで今の問題は、「当たりやすい馬」を予測できても、それだけでは「買う価値がある」と判断できないことです。

30秒でわかる概要

競馬AIで今の問題は、「当たりやすい馬」を予測できても、それだけでは「買う価値がある」と判断できないことです。

今回は、買う価値を確かめる方法を4つに分けました。結果は、**3ルートを次のOOF比較へ進め、1ルートを停止**です。

停止したのは最終オッズを予測する市場予測ルートです。最終オッズを学習用データとして正式に使える根拠がまだ確定していないため、根拠不足のまま先へ進めませんでした。

今回わかったこと

ルートごとに都合よく特徴量を変えることをEXP29では禁止しました。

着順確率・的中時払戻・直接期待収益の3ルートを次のOOF比較対象として認めました。

目的別に4つのルートを定義しました。

予想時点で使う共通の特徴量を、既存の凍結済み共通基準に固定しました。

予想時点で使う特徴量、つまり**AIが予測するときに判断材料として使うデータ**は、全ルートで同じ凍結済み共通基準を使います。

そのうえで、目的を4つに分けました。

  • 着順確率を予測する
  • 的中した場合の払戻を予測する
  • 期待収益を直接予測する
  • 最終オッズを予測する

このうち、着順確率、的中時払戻、直接期待収益の3ルートを次の比較対象にしました。

以前と何が変わったのか

予測モデルを固定した後も、「買う価値」をどう予測するかは一つに決まっていませんでした。

今回は、同じ予想時点の入力条件を保ちながら、予測する対象だけを分けました。

これにより、着順確率を見る方法、的中時払戻を見る方法、期待収益を直接見る方法を別々に比較できます。

次へ進む3ルート

**着順確率**は、馬が勝つ可能性を予測します。

**的中時払戻**は、当たった場合にどの程度戻るかを予測対象にします。

**直接期待収益**は、賭け金1単位あたりの実現収益を直接予測対象として扱います。

この3つを同じ「学習に使っていないデータでの検証(OOF)」条件で比べる準備が整いました。

OOF(Out-of-Fold、学習に使っていないデータでの検証)とは、AIが学習に使っていないデータに対して予測させ、その結果で方法を比べる検証方法です。簡単に言うと、「答えを見て覚えたデータで自己採点する」のを避けるための仕組みです。

止めた市場予測

最終オッズを予測する市場予測ルートは、最終オッズを学習用ラベルとして正式に使える根拠が未確定のため停止しました。

停止した理由は、最終オッズを学習用ラベルとして正式に使える根拠がまだ確定していないからです。

現在取得できる数字があることと、過去データとして由来を確認できることは別です。

根拠が曖昧なままでは市場予測を学習させません。

この判断が読者にとって何を意味するか

今回確認できたのは、全部の方法を無理に動かすのではなく、根拠がそろった方法だけを同じ条件で比べる土台を作れたことです。

後から分かったデータや由来を確認できない数字を混ぜて見かけ上の成績を良くする方向には進みません。

結果後の情報を予想時点へ混ぜない

払戻や実現収益はレース後に確定する情報です。

これらは学習の答えとして利用する場合がありますが、予想時点の判断材料として入力することは禁止しています。

つまり、後から分かった結果を使って「当時から分かっていた」ような予測にはしません。

検証記録

  • 予想時点で使う共通の特徴量を、既存の凍結済み共通基準に固定しました。
  • 目的別に4つのルートを定義しました。
  • 着順確率・的中時払戻・直接期待収益の3ルートを次のOOF比較対象として認めました。
  • 最終オッズを予測する市場予測ルートは、最終オッズを学習用ラベルとして正式に使える根拠が未確定のため停止しました。
  • ルートごとに都合よく特徴量を変えることをEXP29では禁止しました。
  • 払戻や実現収益など結果後に確定する情報を、予想時点の特徴量として使うことを禁止しました。
  • 2025年・2026年の結果、データベース書込み、モデル実行は行っていません。
  • 共通の予想時点特徴量:固定
  • 次のOOF比較へ進むルート:3
  • 停止したルート:1
  • 投稿価値の再判定:投稿対象

具体例で見ると

たとえば、4つの予測目的に分けたうち、着順確率・的中時払戻・直接期待収益の3ルートは次の比較へ進め、最終オッズを予測する市場予測だけを停止しました。

止めた理由は成績が悪かったからではなく、最終オッズを学習用ラベルとして正式に使える根拠がまだ確定していないためです。

未達・対象外

3ルートのどれが最も良いかは、まだ分かっていません。

市場予測ルートも利用可能になっていません。

今回の結果は、予測精度の改善、利益率の改善、市場に対する優位性を示すものではありません。

また、モデル実行、データベースアクセス・書込み、2025年・2026年の結果利用、ネットワーク取得、HTML再解析は行っていません。

次に確かめること

次はEXP30で、3ルートを同じOOF条件で比較します。

着順確率だけを見る方法、払戻を二段階で扱う方法、期待収益を直接予測する方法を並べ、どの方法がどのような性質を持つのかを確認します。

まだ最終的な買いルールを選ぶ段階ではありません。まず、比較の前提を固定したところです。

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掲載内容は、その時点の開発・検証記録です。将来の利益や的中を保証するものではありません。