開発ログ

過去時点で利用可能だった情報と事後補完リークを監査する

30秒でわかる概要

今回なにをした?

移行済みのCanonicalデータについて、**過去の予測時点で本当に利用可能だった情報か**を確認するための監査を実施しました。

なぜ必要?

現在のDBに値が入っていても、それがレース前に分かっていたとは限りません。レース後に確定した情報や後から補完された値が過去検証へ混ざると、実際には不可能な予測を再現したことになります。

何が変わった?

過去利用可否をFail Closedで扱う監査、移行済みCanonical DBのread-only監査、Point-in-Time来歴の分類を正式な確認対象にしました。

現在の状態

監査対象3項目はすべて VERIFIED、未解決は0件です。

「値があるから使う」のではなく、**その時点で使えたことを確認できる情報だけを使う**ための次工程へ進める状態になりました。

今回確認した3項目

1. 過去利用可否をFail Closedで扱う

来歴や利用可能時点を確認できない情報を、推測で安全扱いしません。

2. 移行済みCanonical DBを実際に監査する

設計だけではなく、移行済みCanonical DBとそのprovenanceをread-onlyで確認する監査経路を成立させました。

3. Point-in-Timeの来歴を分類する

過去のある時点を再現するときに、「現在分かっている値」ではなく、その時点までに利用可能だった情報を判別できるよう、来歴と未解決状態を監査対象として固定しました。

検証結果

  • Audit implementation:VERIFIED
  • Migrated Canonical DB audit:VERIFIED
  • Point-in-Time risk classification:VERIFIED
  • 未解決:0件

この結果が意味すること

今回確認したのはモデル性能ではありません。

確認したのは、**過去検証で未来情報を使わないためのデータ利用境界**です。

バックテストの数字を比較する前に、その数字が現実に再現可能な情報だけから作られていることを確認するための土台になります。

まだ対象外のこと

この工程のEvidenceにない精度、回収率、収益性は主張しません。

また、今回の監査だけでPoint-in-Time結合そのものが完成したわけではありません。

次工程

次は **Point-in-Time Join / As-Of Contract** を確定します。

過去の特定時点を再現するとき、その時刻までに存在した情報だけをどう結合するかを正式ルールにします。

関連リンク

競馬AI計画 全体ロードマップ https://keiba-ai-plan.pages.dev/roadmap/

Evidence Stage

TASK_COMPLETE_VALIDATED

Internal Management

Task ID: RF_DEV_120_02_HISTORICAL_AVAILABILITY_AND_BACKFILL_LEAKAGE_AUDIT_V1

全体ロードマップを見る →

← 開発ログへ戻る

掲載内容は、その時点の開発・検証記録です。将来の利益や的中を保証するものではありません。