今回なにをした?
モデルの独自確率が、市場情報との比較を経て正式なBet判断までつながっているかを実コードで監査しました。
12項目をすべて判定し、VERIFIED 9件、FINDING 3件、未解決0件でした。
なぜ必要?
独自確率が出ていても、その確率を市場価格と正しく比較し、明示された判断基準を通して最終判断へ渡せなければ、「なぜ買うのか」を後から説明できません。
そのため今回は、確率そのものではなく、**独自確率 → 市場情報 → 価値評価 → Bet判断**の接続を確認しました。
何が確認できた?
オッズから市場確率を算出し、取得時刻とFingerprintを残す処理を確認しました。
Race Dayでは、モデル確率と市場確率がShadow判断へ渡され、両者の差を使って SHADOW_SELECT / SHADOW_HOLD を出す経路があります。判断時のモデル確率、市場確率、計算結果はEvidenceとして保存できます。
また、正式な評価経路には、モデル確率とオッズから期待収益率を計算する処理、登録済みDecision Policy、VALUE_CANDIDATE / NO_BET / HOLD / ABSTAIN の正式判断状態が実装されています。
現在の状態
主要部品は存在していますが、Race Dayの実行経路は正式Value Decision経路へまだ直接つながっていません。
今回確認したFINDINGは次の3点です。
- Race Dayが正式な期待収益率経路を直接使っていない
- Race Dayが登録済みDecision Policyへ直接つながっていない
- Race Dayが正式な
VALUE_CANDIDATE / NO_BET / HOLD / ABSTAINを出していない
現在のRace Day側は、正式Value Decisionではなく SHADOW_SELECT / SHADOW_HOLD を使っています。
この結果が意味すること
「市場と比較するコードがある」ことと、「Race Dayで正式なBet判断まで一貫してつながっている」ことを分けて確認できるようになりました。
今回の成果はBet判断の完成ではなく、**正式な価値判断経路とRace Dayの間に残る3つの接続を特定できたこと**です。
Evidence
- 監査対象:12項目
- VERIFIED:9件
- FINDING:3件
- 未解決:0件
- Task Substance Gate:PASS
制約
この工程のEvidenceに記録されていない性能、収益、精度は主張しません。
また、実際の資金投入やReal Money Executionを認可する工程ではありません。
次工程
次は、結果取込から誤差分析、改善、再学習までの閉ループが実装としてつながっているかを監査します。
競馬AI計画 全体ロードマップ: https://keiba-ai-plan.pages.dev/roadmap/